色々と下ネタすぎる貝、白ミル貝。~旬・栄養素と捌き工程など~

貝類

何とも衝撃的な見た目をしている「白ミル貝」

本家ミル貝の代用品として認知され始めたそうですが、今では本家より有名に。はみ出ている部分も本家より立派ですもんね…。

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ヒワいでウマい白ミル貝

白ミル貝はあの優良100円回転寿司屋の魚米にもあるくらいなのでそんなにマイナーな貝では無いと思います。(当方魚介に関する世間の常識がありません。)


でも、「食べた事あるけど捌かれていない状態のものは見たことないよっ」て方が多いのでは無いでしょうか。いや、あの特徴的すぎる見た目生きている状態の方が有名なのか…?


とりあえずミル貝というのはコイツです。

…。

あまり深くはツッコミません。自爆しそうなんで


まぁ見た目は完全にあれですがかなり美味しいんです!アワビのようなコリコリとした食感で、しっかり甘味旨味が感じられる貝です!

特に甘味が強く感じられる貝で、個人的に貝の中でもトップクラスの甘味があると思っています。

ちなみにサムネの奇妙な物体は白ミル貝ので、通称「キン〇マ」と呼ばれています(ネーミングセンス◎)

外見からしてアウトなのにまさかの中身まで下ネタ要素含んでくる冗談みたいな貝。それが白ミル貝なんです。

偽物のミル貝


この白ミル貝という名前は正式名称では無く、実は「なみがい」という名前らしいです。


白ミル貝が採取され始めたのは、 「みるくい(ミル貝)」という高級な貝の漁獲量が減ってきたためその代用品として食べられるようになったからです。

現在では白ミル貝の方が多く市場に出回っておりミル貝=白ミル貝と認知されていますが、漁師さん達はみるくいを「本ミル」白ミル貝を「白ミル」と呼んでいるようです。

僕もまだ白ミル貝しか食べた事ないので機会があれば「本ミル」と「白ミル」の食べ比べでもしてみたいですねぇ。多分お店ではドヤ顔で「本ミル下さい!」とか言っちゃうんだろうな。(逆にダサい)

※一年後に食べ比べしました!!その時の記事がこちら白ミル貝(ナミガイ)と本ミル貝(ミルクイ)の違い〜似ている貝の食べ比べ〜

ちなみに白ミル貝とみるくいは食用とされる部分も似ているのですが、実は生物学上の分類としては縁が遠いらしいです。(謎)


遺伝子って不思議

旬と栄養素

白ミル貝の旬

は主にから晩春までとされています。色々調べてみると産地によって旬の時期にまぁまぁバラつきがあったのですが、とりあえず3月は間違いないようなので美味しい白ミル貝を安く手に入れようと思ったら3月に購入することをお勧めします。

白ミル貝の栄養素

栄養素としては白ミル貝の主な可食部(食べる部分)が水管部分(後ほど写真で説明します!)であり、内臓類を含まない成分としてみると、平貝ほどでは無いですがかなり高タンパク低脂質の食材です!

また悪性の貧血予防や肩こり解消に効果があり、脳から神経伝達を正常に保つ働きがあるビタミンB12も豊富に含まれています。

これはホッキ貝の記事でも書きましたが、野菜からはほとんど摂取できない貴重なビタミンなんです!白ミル貝はミネラルも豊富に含まれており、特に鉄分カリウムが多く含まれています。なので貧血予防にはかなりいい食材と言えるのではないでしょうか。

さらに貝類ではおなじみのタウリン(効能はホッキ貝記事参照)や肝機能強化、エネルギー代謝の活性化に役立つベタインという成分も含まれており、めちゃくちゃ酒飲みには良い食材であることも判明しました。

お花見シーズンにはお弁当に白ミル貝を入れていくと酒飲みで魚好きの上司からの評価は爆上げ間違いなしですね!

白ミル貝を捌く

※一応断っておきますが、僕はめちゃめちゃ素人なので「捌き方教えます」という感じでは無く、「YouTubeを駆使して捌き方を見様見真似でやってみたらこんな感じになりました」という体験記的なものという認識で読み進めてもらえると幸いです。(ホントに上手くなるまでこれ毎回書こう。)

まず貝を開く為に貝柱を外します。白ミル貝の貝柱は2か所あるので注意してください。

貝の開いている部分からナイフを入れて、貝殻にそってなぞるように貝柱を外していきます。 この時一気に水が溢れてくるので気を付けてください!(床がびちゃびちゃになりました。)

殻を開くと大きな肝(通称キン○マ)が出てきました。春の貝祭りの記事でこれをバター炒めにして食べているので、興味がある方はそちらの記事もご覧ください!

これも結構旨いんですよ~!


本題に戻ります。貝を開いたらもう片方の貝柱も外して殻と身を完全に分離させ、手で水管(殻からはみ出ている部分)を持ち肝の部分を抑えて引っ張ると簡単に肝などの内臓と水管部分を分離させることができます。
次に水管部分の皮を剥がすために熱湯の中に10~15秒くらい入れます。その後粗熱を取るため冷水にさっとくぐらせて皮をめくると…

めちゃくちゃきれいに皮がむけます!ホントに気持ちいいので是非一度やってみてください!(何の勧め)
そして水管部分の真ん中に包丁を入れて半分に割って開きます。水管の中には泥や砂が入っている可能性が高いのできれいに水洗いし、几帳面な人は塩もみもしてください。

きれいに洗い終えると、後は切って盛り付ければ白ミル貝のお刺身の完成です!

実食!

白ミル貝の水管はコリコリとした「THE 貝!」といった食感です。(アバウト)具体的にはアワビに近いですけどアワビよりは気持ち柔らかめという感じです。なのでかなり薄くスライスした方がおいしいのではないかと思いました。

(今度やります。)味はかなり強めの甘味と旨味があってとても美味しかったです。
ただ独特の風味があり、磯臭さとはまた違った白ミル貝ならではの風味なので好き嫌いは分かれると思います。(私は好きです。)


春の貝祭りの使い回しです笑。

魚の便利帳記入

みなさんおなじみ魚の便利帳

では第3種類目を記入致します。※魚の便利帳300種全部食べようという設定です。


が、なんと!また掲載していないという事態(貝類ページほんと少ないw)ミル貝(本ミル)の方は載ってたんですけどねぇ…。まぁ折角食べたし記録に残したいんで絵描きます。

それでは次回、春の貝祭り編ラストのホタテ貝です!よろしければ是非そちらもご覧ください~。

記事を書いている人
kozu@soichiro

魚好き。見るのも釣るのも捌くのも食べるのも。
色んな珍しい魚を食べていると突然「魚好きを増やしたい」と思い立ち、ブログや魚会を開き密かに活動中。
師匠は「気まぐれクックかねこさん」(ただの視聴者です)
みんな、魚たべよ!

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