平貝(旬・栄養素と捌き工程など)

貝類

どうも、コウヅです。
今回は平貝について書いていこうと思います。

平貝の豆知識

みなさん、平貝食べた事あります?僕は正直鮮魚店でしか見かけた事無いような気がします。普通の居酒屋じゃあまりお目にかかれないのではないでしょうか。
しかし、ちょっと手間をかけてでも是非とも一度は食べて頂きたい!ホタテやホッキ貝、つぶ貝やハマグリなどメジャーな貝には無い独特のサクサクとした食感に噛む度溢れてくる旨味一度食べたらかなりハマります!クセも臭みもほとんど無いなのでが苦手な方にもおすすめのです(貝多いな)
その平貝の見た目はこちら↓

テーブルと同化して見にくいけど一円玉↑

ホッキ貝の時も同じ様な事言ったんですけどめっちゃでっかいなぁ!!
そうなんです。平貝という貝は最大で長さ36cmにもなる超巨大な貝で、なんとこのでっかい貝は海底に縦に突き刺さった状態で生息しているみたいですん?って感じですよね笑 貝ってふつう横向きで砂の中に潜んでいるイメージだと思うんですけど、こいつは縦で、しかも完全に埋まらず地面に突き刺さっている状態らしいです。要するにこんな感じですかね

この貝には外敵から身を守るという発想が無いんでしょうね笑
また、ホッキ貝やホタテなどの貝に比べて平貝は比較的に貝殻が薄く割れやすいので、先ほど述べた生態と相まって機械で採取するのが難しいらしく、なんと現在でも潜水夫さん達が潜って一つ一つ丁寧に掘って取り出すという漁法を行っているようです!値段が高くなるのも納得ですね~。

旬と栄養素

は主に冬から初春までとされています。産卵期は7月~8月であり、 冬場に栄養をたくさん蓄えて海が温かくなってきた頃に蓄えたものを産卵の為に使います。 よって冬から初春は栄養が蓄えられた状態であり、身がたっぷり詰まっていておいしいのです。
逆に夏場は身がやせ細っており、味も薄く、たまに貝毒が入っていたりするので一部では販売禁止の期間がある程ですので、生の平貝を食べる場合は夏場を避けて、できれば旬と言われている時期に食べたいですね。ちなみに輸入品の冷凍ものは年中あるそうですので、どうしても夏場食べたい方はそちらをどうぞ(何の宣伝)

栄養素として特徴的なのは何といってもそのタンパク質量でしょう。ホタテ貝が100g当たり13.5g(以下全て100g当たり)、ホッキ貝が11.1gなのに対し、平貝は21.8g!ホッキ貝のおよそ2倍もあるのです!脂質に関してはホッキ貝が1.1gなのに対して平貝はわずか0.2g!5分の1以下の脂質量なのです。
つまり平貝はめちゃめちゃ高タンパク低脂質の食材なのです。ちなみに 高タンパク低脂質食材の代表として有名なささみはタンパク質24.6g脂質1.1gなので、比較しても遜色ないレベルですよね。体系を気にされている女性の方、食事制限中のボディビルダーの方などは是非積極的に平貝を食べることをお勧めします。
また、旨味成分であるアミノ酸も豊富に含まれています。
脳が活性化され、記憶力集中力がアップし、認知症予防にも効果があるとされているグルタミン酸。この成分けっこう色んな良い効果があるそうで、消化吸収をスムーズにして胃腸の調子を整える役割があったり(なんと下で感じる旨味を胃でも感じているそうです!by味の素)脂質の蓄積を抑制する効果があったりといいこと尽くしですね。ホッキ貝にも多く含まれるグリシンやアラニン、そしてタウリン(効能はめんどホッキ貝の記事で書いたので省略)も豊富に含まれています。旨味成分によって美味しいと感じる食材は総じて健康にもいいみたいですね。

捌き工程

※一応断っておきますが、僕はめちゃめちゃ素人なので「捌き方教えます」という感じでは無く、「YouTubeを駆使して捌き方を見様見真似でやってみたらこんな感じになりました」という体験記的なものという認識で読み進めてもらえると幸いです。(ホントに上手くなるまでこれ毎回書こう。)

まず、貝を開く為に貝柱を外します。

貝の開いている部分からナイフを入れて、貝殻に沿ってなぞるように貝柱を外していきます

何かカラフル…

ちなみにこの赤いのが肝です。

外し終えると、貝を開いて身と貝ひもを取っていきます。手で引っ張るだけで意外と簡単に取れますよ!

このようにきれいに貝柱だけが残るので、後はこの貝柱を先ほどと同様の方法で外して洗うと完成です。
平貝の可食部は基本的に貝柱のみです。(僕は試しに食べてみましたけど「春の貝祭り参照」)あの大きな貝からこの量しか取れないのでなかなか歩留まりが悪いですねー。

実食!

平貝の貝柱はほどよい甘味があり、食感は弾力のあるコリコリというよりは少しサクサクとした食感でかなり独特のものでした。

香ばしい香りが~

平貝は炙ると旨いという情報を得たので半分だけ炙って食べ比べてみることにしました。炙った方がサクサク感が増し、香ばしい風味もプラスされ、甘味も増します。生のままでも十分おいしいのですが、家にバーナーのある方は炙って食べるのをおすすめします。
※春の貝祭りの使い回しです笑。

魚の便利帳記入

みなさんおなじみ魚の便利帳

では第2種類目を記入致します。※魚の便利帳300種全部食べようという設定です。
が、なんと!2種類目にしてまさかの載っていないという事態(貝類ページ少ないw)それは完全に盲点でした…。まぁ折角食べたし記録に残したいんで絵描きます


それでは、次回ミル貝編です!よろしければそちらもご覧ください~!

記事を書いている人
kozu@soichiro

魚好き。見るのも釣るのも捌くのも食べるのも。
色んな珍しい魚を食べていると突然「魚好きを増やしたい」と思い立ち、ブログや魚会を開き密かに活動中。
師匠は「気まぐれクックかねこさん」(ただの視聴者です)
みんな、魚たべよ!

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