まるで爬虫類!ワニのような顔をした八角という魚 ~旬・栄養素・捌き方~

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これは本当に魚なのか…。それが「八角」を初めて見た僕の感想でした。

ワニのように長く平べったい大きな口。鱗ではなくトゲトゲとした固くていかついボディー。広げると蝶のような妖艶ようえんな模様をした大きなヒレ

辛うじて魚っぽい尾びれがあるだけでほぼ爬虫類な見た目をしており、ヒレより足のほうが似合いそうな不思議な見た目をしている魚。それが八角です。

実に意外なのですが、なんと八角はめちゃくちゃ旨い高級魚なんです。

最初は信じられませんでしたが、一度食べてからはもう血眼ちまなこで市場を探し回るほどその味のとりこになりました。

そんな意外性No.1な八角の魅力みりょくを紹介していこうと思います。

爬虫類!?ワニのような顔をした【八角】という魚をさばくと『くっさい謎汁』が…

八角はオスだけ??

今回紹介する八角という魚。実は正式名称は別にあり、本当は「トクビレ」という魚なのです。

ではなぜ八角という名称で呼ばれているかというと、輪切りにするとわかりやすいのですが正面から見ると体が八角形になっていることから「八角」と呼ばれるようになったそうです。

しかし、この八角の由来となっている「八角形の体」はオス特有のものなのです。

メスは丸っこい体をしています。

当時はオスとメスを区別した呼び方をしており、オスの名称を「八角」としていたようです。

つまり本物の「八角」はオスのトクビレのみということになります。

まぁ今はオスメス区別することなくどちらも八角と呼ばれているんですけどね。

メスのトクビレ」として売っている所はきっと魚に詳しい大将のいる古き良き老舗なんでしょうねぇ。

知らなきゃ損!いい八角の見分け方

僕は八角を初めて食べて心底感動したので、この記事を読んでくださっている皆さんにもその感動を味わっていただきたい。

しかし、魚には個体差があるのでもしかすると「あんまり美味しくない八角」に当たる可能性もあります。

そのせいで「八角は美味しくない魚」「このブログの筆者は大げさで嘘つき」と思われるのは是非とも避けたい。

そこで、美味しい八角を見分ける方法を皆さんに紹介して、「こんなに美味しい魚を食べれて幸せ」「このブログの筆者は信頼のできる正直者だ」という皆さんにとっても僕にとっても、そして八角にとってもwin-win-winな情報を共有しましょう。

①鮮度の見分け方

鮮度の見分け方はだいたいどの魚も共通して言えるのですが

1、目が澄んでおり透明感のあるものを選ぶ

鮮度の良い八角は目の透明な部分が透き通っており、逆に鮮度が落ちると白く濁ってきます

2、体色がはっきりしている。

鮮度の良い八角は体色がはっきりしており黒々としています。鮮度が落ちると淡い色に変わっていきます。

3、エラが鮮やかな紅色

新鮮な八角はエラが鮮やかな紅色をしています。鮮度が落ちるにつれ赤茶色っぽくなってきます。

②八角はオスが旨い

八角はオスとメスで味がかなり変わってくる魚です。

オスはメスに比べて脂の乗り方が格段に良いです。そして旨味も多く濃厚な味わいが特徴です。

逆にメスは脂も少なく味もあっさりしているので、料理の食材としては向ているかもしれません。

で、肝心のオスメス見分け方なのですが…

安心してください。とっても簡単です

1、八角のオスは背ビレと尻ビレが2倍もでかい

出典:ぼうずコンニャクの市場魚介類図鑑

比較写真を見てもらえれば一目瞭然。メスに比べてオスの背ビレと尻ビレは2倍以上大きいのです。これはわかりやすい。

2、八角のオスは体が八角形

前述したように、オスの八角は体が八角形なのです。逆にメスの八角はそんなカクカクしておらず丸っこいフォルムなんです。

どちらも結構分かりやすい違いなので、この記事を読んだ方はまず間違いなくオスの八角を選ぶことができると思います。

これであなたも素敵な八角ライフを送ることができますね。(?)

旬と栄養素

八角の旬

八角の旬は主にで、12月~3月最も脂がのって美味しい時期です。

旬の八角は腹身だけでなく、背中側やしっぽの方までしっかりと脂がのっており全身トロ状態です。

ただし主な産地が北海道ということもあり、冬場に獲れる量もそんなに多くは無いでしょう。

冬に大きい八角を見かけた場合は即買い推奨です。

八角の栄養素

八角はビタミンB6,ビタミンEを多く含み、ミネラルではカリウムが多いことも特徴的です。

ビタミンB6

ビタミンB6はたんぱく質からエネルギーを造ったり、筋肉や血液が作られている時に働くビタミンで、ストレスによるイライラや精神を落ち着かせる働きがあります。
最近疲れを感じやすいという方は積極的に摂ることをお勧めします。

ビタミンE

ビタミンEは老化を防ぐ抗酸化作用があり、血管や血液を酸化から守り血液の流れをスムーズにする働きがあります。そのため血行不良からくる疲れ・肩こりを和らげ冷えやすい手足などをあたためる効果が期待できます。

カリウム

カリウムは体に含まれている余分な塩分を体の外に排出する働きがあります。その働きにより血圧を下げたり、むくみを解消する効果が期待できます
高血圧の方や飲んだ次の日のむくみが気になる方などはいったん八角を食べましょう。

実食!!

八角は見た目の割に甘味のある脂がしっかり乗っており旨味もかなり強いです。

普通海の魚は腹身にたくさん脂が乗っていて、背中や尻尾側は脂が少なくなるのですが、八角は腹・背中・尻尾まで全身にまんべんなく脂が乗っていました。

八角の身はしっかりしており、コリコリとした噛み応えがある食感です。脂が多いけれど,くどく無いので口当たりは優しく、魚の表現としてはおかしいかもしれませんがのど越しが良かったです

捌いていると鮮度の良い肝が出てきたので肝醤油にして食べてみました。

八角の見た目からは想像もできないような優しくなめらかな触感に濃厚な味わい

一匹から取れる量は少ないものの、カワハギに匹敵するほどの旨さがあります。

魚の便利帳記入

皆さんおなじみ魚の便利帳

では29種類目を記入致します。※魚の便利帳300種全部食べようという設定です 。

おっと、やはりこの魚は載ってませんか。ということで恒例の…

では次回、幻のカツオ!ヒラソウダの刺身は美味しい? ~ヒスタミン中毒には注意

です。お楽しみに~!

記事を書いている人
kozu@soichiro

魚好き。見るのも釣るのも捌くのも食べるのも。
色んな珍しい魚を食べていると突然「魚好きを増やしたい」と思い立ち、ブログや魚会を開き密かに活動中。
師匠は「気まぐれクックかねこさん」(ただの視聴者です)
みんな、魚たべよ!

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