ホウボウ・カナガシラの違いを徹底比較。~似てる魚の食べ比べ~

食べ比べ

どうもコウヅです。
今回は似ている魚の比較を行ってみようと思います。


比較する魚は「ホウボウ」と「カナガシラ」です!みなさんもきっとずっと気になっていたであろうこの2種の違いを今回は解き明かしていこうと思います。…気に、なってましたよね?

それぞれの詳しい記事はこちらから↓(生態・旬・栄養素・さばき方など)

ホウボウ カナガシラ

このブログを見ているような魚好きなあなたは、もちろんふるさと納税でも鮮魚セットを頼んでますよね?

え!!??まだ頼んだことない!?!?それは損してますよ(マジ)

返礼品の中でもコスパ・満足度共に最高な鮮魚セットですが、とくにえげつないラインナップの市町村を見つけました。


ヒラスズキ・石鯛・クエ・スジアラ(アカジン)・スマガツオ・白アユダイ??(これが白アマダイならドエライことです。)

とまぁ魚好きなら発狂しそうな豪華ラインナップですよね。これがふるさと納税をすると実質タダで貰えるんですから、やらない手はないでしょう。

季節が選べない!!という人は四季ごとの定期便もあるので安心してください!



見た目の比較

そもそもホウボウ?カナガシラ?って何?という人の為(多分過半数以上)にまずは二尾の比較画像を載せておきます。

上ホウボウ下カナガシラ
上ホウボウ下カナガシラ
ホウボウ
カナガシラ

めっちゃ似てますよね。色違いのポケモンってくらいの差しかないと思います。


ホウボウに関しては水族館で見たことがある人も多いのではないでしょうか。赤い体色青い羽のようなヒレという何とも奇抜な見た目の魚で、裏側を撮るの忘れていたのですが実は足が生えていて海底を歩くんです。

だいぶ変わった魚ですよね笑 ちなみにこの足(厳密には足ではないらしいが)表面には感覚細胞が発達しており触覚味覚が感じられるので、それを利用して餌を探し当てることにも利用しているみたいです。

一方カナガシラは多分一般にはそんなに知られていないマイナーな魚なのではないかと思います。

水族館でも僕は見た事無いですね~。やはりホウボウのあの青いヒレに比べたらインパクト薄いからでしょうね。

実際に泳いでいる所は見た事無いのですが、カナガシラにも足が生えているのできっと海底を歩くんでしょうね。そういった意味でもホントに見た目の違いは色だけのように思えます。

触って比較

続いて実際に触ってみて比較してみました。すると驚くべきことに触感は全っ然違いました!

ホウボウはつるつるしていて最初鱗が無い魚なのかと思うくらい滑らかな触感でした。

対してカナガシラを触ってみると「痛っ!」となるくらいざらざらというかトゲトゲしい鱗がありました。

ホウボウのあまりの滑らかさに油断して内心「どうせ同じだろう」と勢いよく逆撫でしてしまったので軽傷を負うくらい痛かったです。みなさんも今後カナガシラを触る際は勢いよく逆撫でしないよう気を付けましょうね。

触感に関しては共通の特徴もありました。それは頭の固さです。柔軟な考えができないという意味ではありません。物理的です。


一般的な魚(鯵やサバなど)も頭蓋骨は固いのですが、その周りにはちゃんと肉が付いています。しかしホウボウ、カナガシラには頭にほとんど肉は無く、頭の形そのものが骨でした。例えるならばヘルメットを被った魚という感じです。(分かりずらい)

出典:魁!!骨塾

学術的比較

ホウボウの学術的分類は「スズキ系スズキ目カサゴ亜目ホウボウ科ホウボウ属 」であり、
カナガシラの学術的分類は「スズキ系スズキ目カサゴ亜目ホウボウ科カナガシラ属 」です。

科までは一緒で属が異なるといった違いがあります。と言われてもその違いがどれほどのものなのかってよくわからないですよね笑。

なので身近な魚で例えると、マグロ(スズキ系スズキ目サバ亜目サバ科マグロ属)とサバ(スズキ系スズキ目サバ亜目サバ科サバ属)くらいの違いがあるみたいです。

え、けっこう違くね!?って感じですよね。そうなんです。実はホウボウとカナガシラはこんなに似ているのに学術的にはマグロサバくらい違う生物なんです!(驚きの結果だったので2回言いました。)

食べ比べ

やっぱり一番気になるのは味の違いですよね。(僕だけかな)
ということで早速刺身にしました。

左がカナガシラで右がホウボウ
カナガシラ
ホウボウ

色が若干違いますね。刺身の見た目ではカナガシラはカレイやヒラメに似ていて、ホウボウはメバルやイサキに似ています。


めっちゃ主観ですが、とりあえず両方食べてみた感想を書きます。


ホウボウの食感はちょっと固めでコリコリとした感じでした。甘味は少なく、旨味は感じられるがこれといった特徴のないあっさりした味わいで、個人的にはちょっと物足りなかったです。

一方カナガシラの食感は柔らかくしっとりした感じでした。一口目でかなり衝撃を受けるくらい甘味が強い魚でほのかに甘い香りもするとても上品な味わいでした。

サイズや個体によって魚の味は変わりますし、今回のはカナガシラにしては大きい個体で、ウボウにしては小さい個体だったので要するに「いいカナガシラ」と「微妙なホウボウ」の比較ではあったのですが、断然カナガシラが美味しかったです!

ホウボウも不味くは無いのですが、カナガシラがここまで美味しい魚だとは知りませんでした。本やネットでは「カナガシラの味はホウボウには劣る」と書いてあったのですがそんなことありません。

今回の比較だけで断定はできませんが、カナガシラはホウボウに匹敵、あるいはホウボウを越える程美味しい魚です!

まとめ

今回の比較で分かったことは、ホウボウとカナガシラはパッと見の見た目以外けっこう違うよってことですね(ざっくり)


似た魚の食べ比べはけっこう面白かったのでみなさんも鮮魚店で似た魚を見かけた際はやってみてはいかがでしょうか。

記事を書いている人
kozu@soichiro

魚好き。見るのも釣るのも捌くのも食べるのも。
色んな珍しい魚を食べていると突然「魚好きを増やしたい」と思い立ち、ブログや魚会を開き密かに活動中。
師匠は「気まぐれクックかねこさん」(ただの視聴者です)
みんな、魚たべよ!

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