サッパとコノシロ食べ比べてみた~似ている魚の比較~

食べ比べ

どうもコウヅです。
今回は似ている魚の比較を行っていこうと思います。


比較する魚は「サッパ」と「コノシロ」!

両方とも堤防から同じような仕掛けで釣れるので、釣れた魚がサッパかコノシロかわからないってことよくありますよね?

また、味の違いはあるのか?そもそも両方とも食べられる魚なのかなど色々疑問に思うことがあると思うので、そういった疑問をまとめて解決しようと思います。

【お得情報!】ふるさと納税で鮮魚セットを頼んだことない魚好きってまだ存在するんですか??

鮮魚セットは返礼品の中でもズバ抜けてお得なので、ぜひ頼んでほしい!

そんな鮮魚セットの中でも「コスパ最強」なものを見つけました。釣りのメッカ『五島市』のやつです。


魚好きなら驚嘆するようなラインナップですよね!

季節が選べない欲張りさんには定期便もおすすめ!



釣ったコノシロの美味しい食べ方【3分でさばく】

見た目の比較

片方ずつなら見た事あるけど、並べてみた事ないなぁ~って方はけっこういると思います。
比べてみると意外と差がありますよ!

サイズの違いにより、もはや比較する必要ないくらい別物ですね笑


一応説明すると、上がコノシロ下がサッパです。サッパが大きくなってもコノシロにはなりません。全然別の魚です。


この2種類の見た目の共通特徴としては
・個体差によらずかなり体高がある。(体高とは魚を横から見た時のお腹から背中までの長さ)
色合いが似てる
・縦で見た時に平べったい
という点だと思います。

やはり見間違う一番大きな要因は色合いでしょうね~。それ以外は共通の魚でも個体差で結構違いがあったりしますからね。


逆に見た目の違いとしては
・コノシロには背びれの後端が細長く伸びている。(すみません、上の画像では絶対わかりません)
・コノシロにはウロコに黒い点が規則正しく入っている
・サッパの方が黒目が大きくてかわいい
という点だと思います。

見分けるにはウロコに黒い点があればコノシロ無ければサッパという知識だけで十分ですね。かわいさで見分けれるようになれば相当な魚好きだと言えるでしょう。

学術的比較

サッパの学術的分類は「ニシン目ニシン科ニシン亜科サッパ属」であり、コノシロの学術的分類は「ニシン目ニシン科コノシロ亜科コノシロ属」です。亜科という分類から異なっている訳なのですが、一体亜科とは何なのかと言うと→【亜科:生物分類上の一階級。科と属の中間に位する】だそうです。

まぁそれはそうだろうなって感じですけど、亜科が違うとどれくらいの違いがあるのかが知りたいので、亜科が違う他の生物を調べてみました。

魚で言うとウルメイワシニシン位の差で、ヒト科で言うと人間オランウータン位の違いがあるようです。(ゴリラやチンパンジーはヒト亜科なのでくくりとしてはヒトと同じ)


何とも言えない差ですけど、僕の主観では結構違う魚なんだなって思いました!(まとめ雑)

食べ比べ

やっぱり一番気になるのは味の違いですよね。


というかそもそも両方とも食べられる魚なのかというと…両方とも食べられます!しかし、両方とも湾内や河口の汽水域(海水と淡水が混ざった状態の場所)に生息し一生を通してあまり大きな回遊をしない魚なので、汚い海で釣れた場合はその周辺で育った可能性が高く、臭いがきついです。

さらに平たい魚体で小骨が異常に多いので、刺身にしようとすると手間がかかる割に取れる身が非常に少なくなります。そのような特徴から釣れてもあまり喜ばれない魚として知られるようになってしまったんです。


が、ある方法を使えばけっこう簡単にとっっってもおいしい魚になるのです!少なくともうちの家族は大絶賛でした!その方法は下の「ある方法」の章に記載してます。


まずは生で食べ比べてみました。

まずはコノシロから
釣ってきたばかりで新鮮ということもありますが、食感はかなり歯ごたえがしっかりしており鯛に近いようなコリコリした触感でした。

味は想像以上に濃くタンパク質系の旨味が強かったです。

味わった瞬間に「あ、これは」と思うほど鯵に似ている味でした。そんなにキレイな海で釣った訳では無いのですが、臭みはほとんどありませんでした。

続いてサッパ


サッパに関しては、サイズは小さいは小骨は多いはでほとんど刺身状態にすることができなかったのですが、かろうじて骨のない身を食べると食感はけっこうしっかりしており、スズキ?とかに近い感じでした。

これも新鮮だからでしょうかね。味は淡泊ながらもちゃんと青魚の旨味は感じられ、コノシロほどの感動は無いものの正直美味しい魚の部類だと思いました。

しかし如何せん骨が強くて多いので刺身には向かなすぎです。

ある方法

さて、いよいよある方法を紹介しようと思うのですが、すみません。引っ張った割にすっごく普通で有名な方法です笑 その方法とは、、、そう、酢漬けです。


知ってるよそんなのって話かもしれないですが、本当に美味しくて骨も気にならなくなる(酢でめっちゃ柔らかくなる)ので是非とも釣った際は捨てずに酢漬けに挑戦してみてください。

今まで持って帰らなかったことを後悔することになりますよ!(それは言い過ぎたかも)


酢漬けにする際の注意点としては、サッパもコノシロも共通なのですが
・ウロコを落とした後しっかり洗って血合いもきれいに落とす
塩をまぶしてキッチンペーパーにくるんで1時間ほど寝かす(塩水に漬け込むでもOK)
この2点はキッチリ行って下さい。


それでも臭いが気になる場合は酢で漬けるときに
1、生姜
2、鷹の爪
3、スライス生ニンニク←重要
を入れると最強のおかずになります。ホントに旨いです。

サッパのオリジナル酢漬け

コノシロの酢漬けは写真忘れちゃいました。すみません…。
下の写真のように一口サイズに切って酢漬けにしました。(捌き工程はサッパ・コノシロそれぞれの個別記事に書いてます。)

皮付と皮無しの2種類作りました。

まとめ

みなさんが抱いていたサッパとコノシロに関する疑問は解消できたでしょうか。


僕がこの記事を通して一番伝えたいのはサッパもコノシロもちゃんと処理して酢漬けにしたらホントにおいしいから捨てないで食べてみて!ってことですね。

漬けるまでの工程がわからないって方はコノシロ~旬や栄養素と捌き工程~サッパ~旬や栄養素と捌き工程~をご覧ください~。

記事を書いている人
kozu@soichiro

魚好き。見るのも釣るのも捌くのも食べるのも。
色んな珍しい魚を食べていると突然「魚好きを増やしたい」と思い立ち、ブログや魚会を開き密かに活動中。
師匠は「気まぐれクックかねこさん」(ただの視聴者です)
みんな、魚たべよ!

kozu@soichiroをフォローする
食べ比べ 魚類
スポンサーリンク
シェアする
魚たべよ

コメント