どうも、コウヅです。
今回は真鯛の白子がどうしても食べたいので、白子の入ってそうな鯛の見分け方と、その知識を使って実際に目利きした結果などを書いていきます。
前回鯛を買った時何の知識も無かった僕は、白子を食べたいと思いながらも見事に雌の鯛を選んでしまい「次は絶対雄を手に入れてみせる。。。」と心に誓いました。(真鯛~旬や栄養素と捌き工程~の記事参照)
ということで、鯛の雄雌の判別方法を調べていきます。
鯛の雄・雌見分け方
見分け方1 色の違い。
本やネットなどで色々調べてみると、どうやら産卵期である春のタイは雄雌でかなり色が違ってくるようです。具体的に言うと雄は黒みがかった赤色になり、雌は鮮やかなピンクに近い赤色になります。
そんな簡単な見分け方があったのかと先日質問した鮮魚店のおじさんに小一時間問い詰めたいですが、まぁ実際魚だから個体差はかなりあるだろうし、万が一間違ったときにクレームにもなりかねないから不用意に断言できなかったんだろうなと勝手に考えて納得しました。
この色の見分け方は注意しなければならない点があります、それは養殖の鯛の時です。
養殖の鯛は割と浅いところにいることが多いので、日焼けをしてしまい雌でも黒みがかった赤色になってしまうことがあります。
なので養殖タイの雄雌を見分けるには次の方法を使うと良いでしょう。
見分け方2 顔の違い
これはシンプルに顔が雄っぽいのが雄、雌っぽいのが雌ということらしいです。
前節で「次の方法を使うと良いでしょう。」とかかっこつけておいてこんな曖昧な方法を紹介してしまい申し訳ない笑
具体的に言うと雄は頭が大きく出っ張ったものが多く、雌は少し丸みがかったきれいな曲線ラインの顔のようです。
この方法はぶっちゃけ比較しなければ全然わからないし、慣れの部分が大きく関わってくると思うのであまり参考にならないかもしれませんね~。
白子チャレンジ!!
では実際に調べた知識を生かして念願の白子持ち鯛を探し当てるべく、鮮魚店に向かいました。
一応鮮魚店の店員さんに「白子を食べたいんですが雄の鯛はどれだと思いますか?」と聞いてみたが、前回同様「雄か雌かは捌いてみないとわからないなぁ」と濁されました。
まぁここは想定内。全然余裕です。なぜなら今回は運ゲーじゃなくしっかり根拠に基づいた選定を行いますからね。
ざっと置いてある鯛を見比べて、一旦離れてスマホで判別方法を復習。「色鮮やかな方が雌でちょっと黒ずんでる方が雄、顔が雌っぽいやつが雌で雄っぽいやつが雄…」
と知識がこぼれないように独り言を言いながら鯛の前へ。最初は「いい鯛はいってるよ~、どれにする」としきりに声をかけてくれていた店員も「ご、ごゆっくりどうぞ」
と鮮魚店らしからぬ台詞を残して去っていくほど真剣に鯛を見つめて3分。ようやく何となく違いが分かりこれは雄だろ!っていうような鯛を選び抜きました。
どう見ても隣の鯛より色がくすんでいて(隣の鯛がめちゃめちゃピンクでした)顔も何か雄っぽいので確信を持って買いました。
帰りはもう白子の事で頭がいっぱいで天ぷらにしようとか白子ポン酢にしようとか色々考えて最高の食べ方を探してました。
ではいよいよお腹を割って白子を取り出していこうと思います!
白子を傷つけないように丁寧にお腹に包丁を入れて、ついでに頭も落として、、、ん?
んん~~~???
卵巣やないかい!!!
すこぶるショックでした。帰宅中考えていたプランが全て崩れ去りました。
いやぁ、今回のはさすがに雄だと思っていたんですけどねぇ。まだまだ修行が足りませんわ。
誰か素人でも見分けられる判別方法があったら教えてください。(切実)
白子は入っていなかったにせよ、旬の美味しい鯛であることには変わりませんからお刺身にしておいしく頂きました。今回は感想抜き、写真多めで。
そして〆に鯛のアラからだしをとった鯛茶漬けを作りました!
昆布で出汁を採ったスープに鯛のアラを入れて
煮込んで出汁を取り、少量の白だしを加えて
鯛茶漬けスープの完成!そして醤油、みりん、ゴマで漬け込んだ鯛の身をごはんに乗せて
さきほど作ったあつあつの鯛出汁スープを注いで
鯛茶漬けの完成です!
昆布とタイのいい香りがたちこめる熱々の出し汁をかけたタイの身は白く変色し、所々油で虹色に輝いていました。
食べてみると刺身の時とは全く異なるふわっふわの食感で、上品な甘みが口いっぱいに広がります。
出汁に浮いている油も全くくどくなく旨味がしっかり溶けだしており、タイの美味しさを余すところ無く
味わえる一品だと思いました。
白チャレ再び…?
今回はまたもや雌の鯛を選んでしまい白子を食べることができませんでした…しかももう白子のシーズン終わっちゃいます。
でも鯛の雄雌見分け方も勉強したし、めっちゃ白子の食べ方検索したり想像していたので食べないままでは諦めたくありません!
何のプライドかよくわかりませんけどお店で白子を食べに行くのも何か負けた気がするので(誰にだよ)自分で捌いた鯛から白子を取り出して食べるまで来シーズンも白子チャレンジをやっていこうと思います!
(…勝手にどうぞ)
では、次回カワハギ・マトウダイの(主に)肝食べ比べ編を書きますので、よろしかったらそちらもご覧ください~。
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